ワインブドウ防カビ剤リスト:べと病

注:こちらはリストはあくまでも「めあす」です。散布に関しては必ず農薬ラベルの記載内容を確認の上ご使用ください。

商品名
FRAC
FRAC(2)
対象病気名
希釈
使用時期
使用回数
備考
コメント(荷田)
アミスター10フロアブル
11
黒とう病
晩腐病
褐斑病
さび病
枝膨病
灰色かび病
べと病
1000
晩腐病に対しては(開花時、粒が触れ合う時期、色付き時)黒とう病に対しては春先、べと病に対しては開花時から3-4週間。
3
QoI剤に対する耐性菌は様々な病原菌間でとても頻繁に発生しております。特にうどんこ病、べと病に関してはヨーロッパ、北米ではほぼ使用できない状況です。晩腐に対しても同じような状況になりつつあります。
QoI剤を使用する際には他のグループ(M1=銅剤、M3=ジネブ系、M4=キャプタン系)などと同時に用いるのがおすすめです。また、QoI剤の使用は年に二回以下に抑えることをお勧めします。
ストロビードライフロアブル
11
べと病, 黒とう病, 灰色かび病, 晩腐病, 褐斑病, 枝膨病
2000-3000
収穫14日 前まで
3
(1)ロザリオビアンコには葉に薬害を生じるので散布をさけてください。
(2)巨峰及びデラウェアを除く品種には、新梢伸長期から開花直前までの散布は葉に薬害を生じる場合があるので注意してください。
(3)落花 20 日以降袋かけ直前までの散布は果粉溶脱や汚れを生じる場合があるので注意してください。
比較的古いQoI剤ですので、耐性菌の発症にご注意を。
プルーデンス水和剤
2
33
べと病, 灰色かび病
400-600
収穫60日前まで
3
ボルドー液、石灰硫黄合剤、無機銅剤、葉面散布肥料との混用はさけてください。また、無機銅剤との近接散布は薬害を生ずるおそれがあるのでさけてください。
・ぶどうに使用する場合、果実に薬害を生じるおそれがあるので幼果期には、低濃度で散布してください。また、果実肥大期以降は散布しないでください。
べど病と灰色カビ病それぞれに徳化した剤が二つ配合されています。
オラクル顆粒水和剤
21
べと病
5000-10000
収穫14日前まで
3
FRAC=21は降雨前の散布推奨です。
ドーシャスフロアブル
21
M5
べと病, 黒とう病, 晩腐病
2000
収穫60日前まで
3
ぶどうに使用する場合、幼果期(小豆粒大)以降の散布は、果粉の溶脱、品種によっては果実に薬害を生じるおそれがあるので、落花直後までに使用してください。
FRAC=21は降雨前の散布推奨です。M5は果実に薬害が出るということですので、ご注意を。
ライメイフロアブル
21
べと病
3000-4000
収穫14日前まで
3
ぶどうで使用する場合、無袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降、有袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降袋かけ前までの散布では、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
FRAC=21は降雨前の散布推奨です。
ダイナモ顆粒水和剤
21
27
べと病
3000-5000
収穫21日前まで
3
ぶどうで使用する場合、無袋栽培は果実肥大中期(だいず大)以降、有袋栽培は果実肥大中期(だいず大)以降袋かけ前までの散布では、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
バージニアではFRAC=27単体での効き目はあまり良くありませんでした。21は降雨前の散布推奨です。
ランマンフロアブル
21
べと病
1000-2000
収穫14日前まで
3
ランマンの散布は降雨前がベストです。
エトフィンフロアブル
22
べと病
1000
収穫7日前 まで
4
FRAC=22は米国では単体での仕様はありません。どの程度ベトに効くのか、ぜひご一報を。
カーゼートPZ水和剤
27
M3
べと病
1000-1500
収穫45日前まで
2
1週間間隔で散布しますが、病害の発生初期までに予防的に散布するとより効果的です。べと病、疫病の発生が多くなると予想される時期、感染のリスクが高いと想定される時期に2~3回連続散布(1週間間隔)されることをお勧めします。
FRAC=M3の収穫前の規制は製品によって様々です。晩腐が問題の場合は45日前まで使えるものが便利です。
ベトファイター顆粒水和剤
27
40
べと病
2000-3000
収穫30日 前まで
3
バージニアではFRAC=27単体での効き目はあまり良くありませんでした。40は降雨前の散布推奨です。40にも耐性菌が各国で確認されています。
カーゼートPZ水和剤
27
M3
べと病
1000-1500
収穫45日前まで
2
1週間間隔で散布しますが、病害の発生初期までに予防的に散布するとより効果的です。べと病、疫病の発生が多くなると予想される時期、感染のリスクが高いと想定される時期に2~3回連続散布(1週間間隔)されることをお勧めします。
バージニアではFRAC=27単体での効き目はあまり良くありませんでした。
ホライズンドライフロアブル
27
11
べと病
2500-5000
収穫21日前まで
3
ぶどうで使用する場合、無袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降、有袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降袋かけ前までの散布では、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
バージニアではFRAC=27単体での効き目はあまり良くありませんでした。11(QoI剤)は耐性菌が出やすいです。
フロンサイドSC
29
べと病, 黒とう病, 灰色かび病, 晩腐病, 枝膨病
2000
開花直前~落弁期 ただし収穫60日前まで
1
ぶどうに使用する場合、葉や果実に薬害が発生するおそれがあるので、使用時期を厳守してください。なお、ネオマスカットは特に薬害を生じやすいので使用をさけてください。
本剤と他剤との混用は、薬害を生じやすいので十分注意してください。
FRAC=29は米国で使われていないのですが、日本で灰色かび病の耐性菌が確認されています。
フロンサイド水和剤
29
べと病, 黒とう病, 灰色かび病, 晩腐病, 枝膨病
2000
開花直前~落弁期 ただし収穫60日前まで
1
ぶどうに使用する場合、使用時期を誤ると葉や果実に薬害を生じるので使用時期を厳守してください。なお、ネオマスカットは特に薬害を生じやすいので使用をさけてください。
本剤と他剤との混用は、薬害を生じやすいので十分に注意してください。
FRAC=29は米国で使われていないのですが、日本で灰色かび病の耐性菌が確認されています。
オーシャインフロアブル
3
べと病, うどんこ病, 黒とう病, 褐斑病
2000
収穫7日前 まで
2
ぶどうに使用する場合、萌芽直後~新葉展開初期に高濃度で散布すると葉に薬害を生じる恐れがあるので使用濃度を厳守してください。
ぶどうで使用する場合、無袋栽培では果実肥大中期(大豆大)以降、有袋栽培では果実肥大中期(大豆大)から袋かけ前までの散布は、果粉の溶脱が生じることがあるので注意してください。
アリエッティ水和剤
33
べと病
800
収穫30日前まで
3
ぶどうに使用する場合、幼果期から果粒肥大期の散布は、果粉の溶脱を引き起こしますので使用は避け、新梢伸長期から落花期までおよび袋掛け以降に使用して下さい。
ホセチルは散布後の効能があまり長続きしないので、他の剤(キャプタン、マンゼブなど)と合わせて使うのがお勧めです。
フォリオゴールド
4
M5
べと病
1500
収穫60日 前まで
2
ぶどうに使用する場合、幼果期(小豆粒大)以降の散布は、果粉の溶脱、品種によっては果実に薬害を生じるおそれがあるので、落花直後までに使用してください。
ボルドー液との混用はさけてください。
FRAC=M5は開花時に散布すると収穫に影響が出るとのことで米国では使用されていません。ベトを対象にしても散布の時期にご注意を。
リドミルゴールドMZ
4
M3
べと病
1000
収穫45日前ま で
2
FRAC=4の耐性菌は各国で確認されています。耐性菌さえなければとても効きの良い剤ですので、一年に1,2回の使用に抑えることをお勧めします。
レーバスフロアブル
40
べと病
2000-3000
収穫7日前まで
3
FRAC=40は降雨前の散布推奨。各国で耐性菌が確認されています。
ベネセット水和剤
40
M3
べと病, 黒とう病, 晩腐病
1000
45 日前
2
FRAC=40は降雨前の散布推奨。耐性菌が各国で確認されています。
カンパネラ水和剤
40
M3
べと病, 黒とう病, 晩腐病
1000
収穫45日前まで
2
石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
FRAC=40は降雨前の散布推奨。耐性菌が各国で確認されています。
フェスティバルM水和剤
40
M3
べと病
750-1000
収穫 45 日前まで
2
石灰硫黄合剤、ボルドー液、チオジカルブ剤との混用は避けること。
 ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生ずるおそれがあるので避けること。
マンゼブにべド病剤を配合しているので、べド病に対する大きな効果が期待されます。降雨前に散布してください。
ジャストフィットフロアブル
43
40
べと病
5000
収穫30日前まで
3
あんずに対して薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意してください。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
べと病に対する剤が二種類入っています。降雨前の散布推奨。
ザンプロDMフロアブル
45
40
べと病
2000-3000
収穫45日前まで
2
大粒種ぶどうの使用時期は収穫30日まで。
ぶどうに使用する場合は、果粉溶脱の恐れがあるので大豆大以降の散布を避けて下さい。
FRAC=40は耐性菌が各国で出始めています。ご注意を。降雨前の散布推奨。
イデクリーン水和剤
M1
M2
べと病, うどんこ病
800
--
--
いちごおよびぶどうに使用する場合は、葉に薬害を生じる恐れがあるので過度の連用を避けてください。また、果実に汚れが生じる恐れがあるので、着果期以降の散布には注意してください。
硫黄剤、銅材のミックスは使い勝手位が良いですが、品種によっては薬害が出るのでご注意を。
キノンドー水和剤40
M1
べと病, 枝膨病
600
収穫45日前まで
4 (開花 後は1回以内)
ぶどうのべと病に対しては、多発時には効果が不十分な場合もあるので、なるべく発生初期に予防的に 散布する。なお、ぶどうでは果実肥大期(あずき粒大)以降の散布は、サビ果や果房の汚れを生ずるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布はさける。
古い製法で作られた銅剤は薬害が出やすかったり、石灰硫黄合剤と混ぜるとノズル詰まりを起こしやすいので、ご注意を。
キノンドーフロアブル
M1
べと病, 黒とう病, 枝膨病
600
収穫45日前まで
4 回以内 (開花後は 1回)
ぶどうのべと病に対しては、多発時には効果が不十分な場合もあるので、なるべく発生初期に予防的に散布する。なお、ぶどうでは果実肥大期(あずき粒大)以降の散布は、サビ果や果房の汚れを生ずるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布はさける。
古い製法で作られた銅剤は薬害が出やすかったり、石灰硫黄合剤と混ぜるとノズル詰まりを起こしやすいので、ご注意を。
コサイド3000
M1
べと病, さび病
2000
---
--
1.薬害を生じるおそれがあるので必ず炭酸カルシウム水和剤を加用してください。
2.後期(果実肥大期以降)の散布は果房の汚れを生じるので、有袋栽培では袋がけ前の散布は避けてください。また、無袋栽培ではこの時期以降収穫まで使用しないでください。
比較的新しい製法の動剤で、薬害の出にくい傾向にあります。
ヨネポン水和剤
M1
べと病
800-1000
開花前まで、 袋掛け後~ 収穫 21 日前 まで
3
ぶどうに使用する場合は、開花後から袋掛けまでの散布では果実への薬害を生ずるお それがあるので避けること。
石灰硫黄合剤、マシン油乳剤、ジチオカーバメート系薬剤などとの混用は避けること。
キノンドー水和剤80
M1
べと病
1200
収穫45日前まで
4(開花後は1回)
ぶどうのべと病に対しては、多発時には効果が不十分な場合もあるので、なるべく発生初期に予防的に
散布する。なお、ぶどうでは果実肥大期(あずき粒大)以降の散布は、サビ果や果房の汚れを生ずるお
それがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布はさける。
古い製法で作られた銅剤は薬害が出やすかったり、石灰硫黄合剤と混ぜるとノズル詰まりを起こしやすいので、ご注意を。
キノンドー顆粒水和剤
M1
べと病, 黒とう病, 枝膨病
1000
収穫45日前まで
4 (開花後は1回)
古い製法で作られた銅剤は薬害が出やすかったり、石灰硫黄合剤と混ぜるとノズル詰まりを起こしやすいので、ご注意を。
ICボルドー66D
M1
べと病
25-100
--
--
石灰硫黄合剤、有機リン剤、マシン油乳剤等を混用すると薬効を減じ、また薬害を起こす原因となるので混用しないでください。
ボルドー系の比較的古い製法で作られた銅剤は薬害を起こしたり炭酸カルシウムを使うとノズルの目詰まりを起こしたりします。
キュプロフィックス40
M1
べと病, さび病
500
--
--
ボルドー系の比較的古い製法で作られた銅剤は薬害を起こしたり炭酸カルシウムを使うとノズルの目詰まりを起こしたりします。
コサイドボルドー
M1
べと病, さび病
1000
--
--
ぶどう、いちじく、おうとうに使用する場合は薬害を生じるおそれがあるので、必ず炭酸カルシウム水和剤を加用してください。なお、ぶどうの後期(果実肥大期以降)の散布では果房の汚れが生じるので、無袋栽培の場合この時期以降収穫までは使用しないでください。
比較的新しい製法の銅材です。薬害が出にくいのが特徴です。
Zボルドー水和剤
M1
べと病, 褐斑病, さび病
500-800
--
--
ぶどうに使用する場合、次の事項に注意してください。
生育期散布の場合、薬害を生じるおそれがあるので留意し、過度の連用は避けてください。
後期(果実肥大期以降)の散布では、果房の汚れを生じるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降(収穫まで)は使用しないでください。
巨峰系(巨峰、ピオーネ等)に対しては、葉および果実に薬害を生じるおそれがあるので袋かけ前には使用しないでください。
新梢、葉に対する薬害軽減のため、銅に弱い品種や薬害の出やすい時期に使用する場合は、必ず炭酸カルシウム水和剤を加用してください。
褐斑病に対しては、多発時には効果が不十分な場合があるので、なるべく発生初期にべと病、さび病との同時防除に使用してください。
ボルドー系の比較的古い製法で作られた銅剤は薬害を起こしたり炭酸カルシウムを使うとノズルの目詰まりを起こしたりします。
サンボルドー
M1
べと病
600
--
--
ぶどうに使用する場合は、薬害(かんきつ:スタメラノーズ、ぶどう:黄変)の発生を防止するために炭酸 アルシウム水和剤を加用(200倍)してください。特にかんきつの果実の着生時期の散布には注意してください。
ボルドー系の比較的古い製法で作られた銅剤は薬害を起こしたり炭酸カルシウムを使うとノズルの目詰まりを起こしたりします。
ドキリンフロアブル
M1
べと病, 黒とう病, 枝膨病
600
収穫45日前 まで
4 (開花後は1回)
石灰硫黄合剤、水和硫黄剤との混用は薬害のおそれがあるのでさける。
ぶどうに使用する場合、果実肥大期(あずき粒大)以降の散布では、さび果や果房の汚れを生ずることがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布は避ける。
ムッシュボルドーDF
M1
べと病, さび病
500
--
--
ぶどうに使用する場合、着色期前(袋かけ前)は薬害を生じるおそれがあるので薬害軽減のために炭 酸カルシウム水和剤を加用してください。着色期以降(袋かけ期以降)は果房に汚れを生じるおそれ があるので、無袋栽培では収穫まで使用をさけてください。
ボルドー系の比較的古い製法で作られた銅剤は薬害を起こしたり炭酸カルシウムを使うとノズルの目詰まりを起こしたりします。
ジマンダイセン水和剤
M3
べと病, 黒とう病, 晩腐病, 褐斑病, さび病
1000
収穫 45日前まで
2
浸透移行性がない保護殺菌剤で残効性を持っているので、基幹防除剤として体系の中に組み入れる事が効果的です。
FRAC=M3の収穫前の規制は製品によって様々です。晩腐が問題の場合は45日前まで使えるものが便利です。
ジマンダイセンフロアブル
M3
べと病
800-1000
(露地栽培)-収穫60日前まで (施設栽培)-開花前まで
2
浸透移行性がない保護殺菌剤で残効性をもっているので、基幹防除剤として、予 防的に体系の中に組み入れることが効果的です。
FRAC=M3の収穫前の規制は製品によって様々です。晩腐が問題の場合は45日前まで使えるものが便利です。
テーク水和剤
M3
3
べと病, うどんこ病, 黒とう病, 灰色かび病, 晩腐病
1000
収穫45日 前まで
2
FRAC=3の灰色かび病への効果は余り期待しないほうが良さそうです。
ペンコゼブフロアブル
M3
べと病, 黒とう病, 晩腐病, 褐斑病
1000
(露地栽培)-収穫60日前まで(施設栽培)-開花前まで
2
FRAC=M3の収穫前の規制は製品によって様々です。晩腐が問題の場合は45日前まで使えるものが便利です。
チオノックフロアブル
M3
べと病, 晩腐病
1000
収穫60日 前まで
2
石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけること。
ぶどうに使用する場合、幼果期~袋掛けまでの散布は、果粉の溶脱や果実の汚れを生じることがあるので十分注意すること。
ペンコセブ水和剤
M3
べと病, 黒とう病, 晩腐病, 褐斑病, さび病
1000
収穫45日前まで
2
晩腐病が問題のときは収穫45日前ギリギリまで使用するとベストです。
アリエッティC水和剤
M4
33
べと病, 黒とう病
400~800
黒とう病に対しては春先、べと病に対しては開花時から3-4週間。
2
キャプタンとホセチルの混合仕様はべと病にとても有効です。
オーソサイド水和剤80%
M4
べと病, 黒とう病, 灰色かび病, 晩腐病, 褐斑病, 枝膨病
800
収穫 45 日 前まで
2
ぶどうに使用する場合、幼果期~袋掛けまでの散布は、果粉の溶脱や果実の汚染を生じることがあるので十分注意してください。
キャプタンのみを使い続けると晩腐に効きづらくなる傾向になるようです。ご注意を。
ダイパワー水和剤
M7
M4
べと病, 黒とう病, 晩腐病
1000
収穫60日 前まで
2
ぶどうに使用する場合、幼果期~袋掛けまでの散布は、果粉の溶脱や果実の汚染を生じるおそれがあ
るので注意してください。
米国には無い剤です。ベトにどれほど効くのか是非ご一報を。(日本にしては珍しい60日前という規制から、薬害のリスクが高いと思われます。)
デランフロアブル
M9
べと病, 黒とう病, 晩腐病, 枝膨病
1000
落弁期まで 但し、収穫75日前まで
2
石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけてください。
ぶどうの黒とう病に使用する場合は、発芽前~新梢伸長期に予防的に散布するのが効果的です。ただし新梢伸長期の散布は葉に薬害を生じるおそれがあるので注意してください。
米国には無い剤です。晩腐にどれほど効くのか是非ご一報を。
ゾーベックエニケード
U15
べと病
5000
収穫14日前 まで
2
ぶどうで使用する場合、無袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降の散布において、有袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降袋かけ前までの散布においては、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
ビオネクト
未分類
M1
べと病
1000-2000
収穫 45 日 前まで
4 (開花後は1回以内)
ぶどうの生育期に使用する場合、果実肥大期(あずき粒大)以降の散布はサビ果や果房の汚れを生ずるおそれがある ので無袋栽培ではこの時期以降の散布は避けてください。
脂肪酸グリセリドは米国には無い剤です。べと病にどれほど効くのか是非ご一報を。